ペーパレス化の導入事例(3.住宅修繕)
2016/06/24
住宅修繕の現場においてタブレットを用いて見積作成できるようにしたペーパレス化の事例を
ご紹介したいと思います。住宅の修繕を依頼する側としては、やはり費用が気になりますので
それが現場でスピーディーに概算費用が出ることで修繕するかしないか等のある程度判断が
できますし、予算オーバーでもその場で代替え案等を会話してやりとりできるので相応の効果が
得られた事例かといえます。
【導入前】
従来は以下のような流れで業務を行っておりました。
a.住宅修繕の依頼を受けて、現場に出向く
b.状況をデジカメで撮影しながら現場調査
c.事務所に戻り、見積書作成
d.後日、顧客に現場の状況(写真)を説明しながら見積提示
e.以降受注/失注まで案件を紙やExcel等で管理
紙で管理しているので各担当者の営業情報及び進捗の共有も困難であった。
また、顧客への見積提出にも時間を要してしまっていた。
【導入後】
見積作成をiPadを用いて実施するように変更したことで業務の流れは以下のように
なりました。
a.住宅修繕の依頼を受けて、現場に出向く
b.状況をデジカメ又はiPadで撮影しながら現場調査
現場で管理見積書作成し、その場で顧客に提示
c.見積データをサーバにアップし、営業情報の共有
d.受注案件は基幹システム側で自動取り込み
このように先ずは現地において即座に〝費用感〝をお客様に提示してその場で感触を
掴むことができるので営業活動の効率化に繋がります。
また、サーバ上で営業情報を共有しているので進捗状況の管理やアプローチする
タイミングなど営業活動に役立てることができます。
【システム構成】
システム構成としては、各営業担当者はWiFi版のiPadを利用し、サーバにアップする際は
事務所に帰社したタイミングで社内WiFi経由でアップしております。お客様には既に見積
の概算を提示済なので、サーバへのアップは1日程度遅れても問題が無いということから
WiFiを選択し、通信費をゼロにしています。
また、住宅の場合は屋根裏なども調査する場合があるので基本的にはデジカメで撮影する
ことが多く、デジカメから自動で直接iPadに写真画像を取り込み、見積に添付できるよう
にしています。