IoTの導入ポイント10(6.組込みハードの機能)

      2016/07/08

「IoTの導入ポイント10(5.組込みハード選定)」において主に組み込みハードの選択肢と各種スペック
に簡単ではありますが記載させてて頂きました。ここではその組み込みハードが備えるべき機能について
記載したいと思います。

IoTにおける組み込みハードは主に監視対象<--->組み込みハード(通信機能付き)<--->クラウドのように
監視対象とクラウドの通信プロトコルを変換する為のゲートウェイの位置づけになるケースが多いかと
思います。この組み込みハードの機能としては大きく2つに分類され
・シンプルなゲートウェイの機能
  設備機器側のインターフェースはRS232C等のシリアル通信や接点I/Oなど様々な通信方式があり
  それらの機器からの通信データを取得し、クラウド側のHTTPS等の通信プロトコルに変換して
  送信する場合です。設備機器側のパケットをチェックしたり等のデータ処理を行わず、単に受信
  したデータをクラウドに送信するゲートウェイの機能に限定した用途になります。
  メリットとしては組み込みハード上に実装する機能は通信プロトコルの機能に限定できるため
  非常にシンプルな構成にすることができます。データを全てクラウド側に処理させることで
  組み込みハード側のプログラム変更等を極力抑えることができます。主な用途としては設備機器側に
  異常監視の機能があり、そのアラートをクラウドに送信する場合などかと思います。
  デメリットとしては受信したデータを全てクラウドに送信する為、リアルタイム値などを随時
  送信する場合はパケット代がかさんでしまいます。

・監視などインテリジェンスな機能
  組み込みハードに色々な処理機能を持たせたケースになります。例えば常時設備機器側から各種
  センサー情報を受信し、組み込みハード側で設定した閾値を超えていないかチェックし、超えて
  いればクラウドに送信したり、受信データを一定時間ためた後、まとめてログデータをクラウドに
  送信したり、クラウド側から設備機器の設定変更や制御指示を受けて設備機器側に指令を送ったり、
  組み込みハード側のプログラムをクラウド経由で入れ替えたり等の機能を有します。
  メリットとしては上記のような機能に加え、クラウドに負荷をかけず組み込みハード側で判断させ
  データ通信量を減らすことができる等があります。
  デメリットとしては組み込みハード側の仕組みが複雑化するので不具合等の場合、全端末の
  プログラム入れ替えなど運用保守面で相応の負荷がかかることかと思います。

どちらにしまして組み込みハードはLinuxベースが殆どなのでLinuxというOSno知識、開発言語はC
になりまたデバイス周りのコーディング力が求められます。

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