IoTの導入ポイント10(7.通信インターフェース(クラウド側))

      2016/06/24

設備機器側に取り付けられた組込みデバイスとサーバ(クラウドサーバや自社サーバ)間の通信
インターフェースとして代表的な方法を列記しますと
 ・HTTP/HTTPS
 ・MQTT
 ・その他(SMTP、独自Socket通信)
になるかと思います。

MQTTは「MQ Telemetry Transport」の略でテレモトリングという名称のようにIoTに適した
TCP/IPプロトコルになります。MQTTの特徴は
 ・軽量(HTTPと比べて)
 ・シンプルな通信プロトコル
 ・多数のデバイスからの送受信を想定(大量配信向き)
 ・省電力
があります。IoTにおいてデバイスから短いパケットの送受信が頻繁に行われる用途の選択肢の1つ
と言えます。

HTTP/HTTPSはインターネットで用いられているスタンダードな通信プロトコルになります。
MQTTと比較しますと
 ・開発などこなれているプロトコルなので扱いやすい
 ・暗号化も可能
 ・殆どのプロバイダで利用可能
 ・送受信の頻度が少ない用途向き
などになります。現時点ではHTTP/HTTPSを利用しているケースも多数見受けられます。

その他の方式として独自にSocket通信を行ったり(軽量化を図るためUDP利用など)、SMTPを
利用するケースもあります。SMTPの場合はクラウドサーバを立てずに設備機器側の組込み
デバイスから直接指定のメールアドレスに送信することもできます。このサーバレスの用途は
主に異常監視のケースに適するかと思います。

このように利用する用途により選択していくことになりますが要件として明らかにしないと
いけないのは
 ・データ送受信の頻度(例:msec、秒、分など)
 ・データの送受信量
 ・暗号化の有無(セキュリティ対策)
 ・組込みデバイスの数
になります。これらを踏まえて、月額想定通信料金等を換算し、通信プロトコルを選択して
いくことになるかと思います。ちなみに上記はSIM前提の場合なので、プライベートクラウド
のような社内ネットワークの場合は
 ・ネットワーク負荷(送受信の頻度、送受信量)
の配慮が必要になります。

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